安全なフライパンおすすめはフッ素加工なし!安全フライパンの選び方
フライパンを選ぶ時に何を基準に選んでいますか?
くっつきにくい、軽い、収納しやすい、耐久性がよい…など色々ありますよね。
ほぼ毎日使うフライパンで、実は健康を害している可能性があると言ったらどうしますか?
えっ?フライパンの何が有害なの?と思いますよね。
安全で健康によい安心なフライパンの選び方がこの記事を読むと分かりますよ。
ずばり私のおすすめは…
- フッ素、テフロン加工のないフライパン
- 鉄のフライパン
- セラミックのフライパン
- ステンレスのフライパン
- ガラスのフライパン
です。
フッ素やテフロン加工のフライパンはくっつかなくて便利だから使用している方が多いですが、人体や環境に悪影響を及ぼすと言われています。
無添加や無農薬など食材に気を使っていても、料理する過程で有害物質が出てしまったら、何のために体によい食材や調味料を使っているか分かりませんよね。
- 安全なフライパンってどんなフライパン?
- どんなフライパンを選べばいいの?
と思っている方はぜひ最後まで読んで下さいね。
安全なフライパンおすすめ4種類を完全解説
- 安全なフライパンおすすめは、フッ素加工なし
- 安全なフライパンおすすめは、鉄のフライパン
- 安全なフライパンおすすめは、セラミックのフライパン
- 安全なフライパンおすすめは、ステンレスのフライパン
- 安全なフライパンおすすめは、ガラスのフライパン
安全なフライパンおすすめは、フッ素加工なし
フッ素樹脂加工、テフロン加工とは?
そもそも「フッ素樹脂加工、テフロン加工って何?」という疑問を持っている方もいると思うので説明します。
フッ素樹脂加工とは、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)という難しい名前の物質を表面にコーティングしたものです。
主に食材のくっつき防止に使われ、鍋・ホットプレート・炊飯器の内窯など、さまざまな調理器具に施されています。
よく見聞きする言葉で「テフロン加工」がありますが、テフロンはケーマーズ社(旧デュポン社)の商標で、意味はフッ素樹脂加工と同じです。
「ダイヤモンドコート」「マーブルコート」「チタンコート」などもフッ素樹脂加工に含まれます。
フッ素樹脂加工、テフロン加工は有害
フッ素樹脂加工、テフロン加工のフライパンが有害と言われる理由はおもに2つあります。
- 有毒ガスが発生する
- 4PFOA(ピーフォア)・PFOS(ピーフォス)が体内に蓄積する
どういうことか詳しく見ていきましょう。
〇有毒ガスが発生する
フライパンを空焚きして高温状態になると、表面のフッ素樹脂塗膜が分解され、目に見えない有毒ガスが発生します。
フライパンの表面温度が260℃以上になると、フッ素樹脂加工の劣化が始まり約350℃で有毒ガスが発生します。
発生した有毒ガスが体のなかに入ると、呼吸困難やめまい、頭痛などの症状が現れる場合があり危険と言われています。
〇PFOA(ピーフォア)・PFOS(ピーフォス)が体内に蓄積する
実はフッ素樹脂加工(PTFE)は、体内に入っても吸収されずに体外へ排出されるため「無害」と言われています。
ただフッ素樹脂加工をする際に使用される接着剤である、
- PFOA(ペルフルオロオクタン酸)
- PFOS(ペルフルオロオクタンスルフォン酸)
は、フライパンで調理する際に溶け出し、体内に取り込まれる可能性があります。
この2つの物質が体内に入ると、排出されにくく、体内に蓄積されやすいのです。
またこれらの物質は長期間摂取すると肝機能や生殖機能に悪影響を及ぼし、発がん性の恐れがあると言われています。
PFOA・PFOSは環境汚染の原因にもなるため、アメリカやヨーロッパを中心に使用規制の対象となっている物質です。2015年には世界のフッ素化学メーカー8社がPFOA・PFOSの使用を終了させ、日本でも製造・輸入が原則禁止されています。
どうでしょうか?
フッ素樹脂加工のフライパンは、食材が焦げつかずお手入れしやすい点が最大のメリットと言えど、有害で健康に影響を及ぼす可能性があると知れば使いたくないですよね。
では、どんなフライパンが安全でおすすめなのか説明しますね。
安全なフライパンおすすめは、鉄のフライパン
鉄のフライパンは、調理面に一切コーティングがされていない無加工のフライパンであるため、表面の塗装が劣化するといった心配がなく、体に安全なフライパンの一つです。
鉄のフライパンは、耐久性に優れており長期にわたって使用できることや、IHにも対応可能な点がメリットです。耐熱性もあり、食材の水分を逃すことなく加熱することで美味しく調理できるのも嬉しいポイント。
反面、鉄フライパンは重くサビやすい素材という点がデメリットです。また、使い初めに表面に油膜をつくる「シーズニング」を行う必要があり、焦げ付きにくい調理面になるまで時間がかかります。忙しい主婦の方には、使い慣れるまで手入れが難しいと感じるかもしれません。
- 表面の塗装が劣化するといった心配がなく、体に安全なフライパン
- 耐久性に優れており長期にわたって使用できる
- IHにも対応可能
- 耐熱性があり、食材の水分を逃すことなく加熱することで美味しく調理できる
- 重い
- サビやすい
- 使い初めに表面に油膜をつくる「シーズニング」を行う必要がある
安全なフライパンおすすめは、セラミックのフライパン
セラミック加工が施されたフライパンは、体に安全といわれるものの一つです。
陶磁器と同じ素材であることから耐熱性に優れているのがセラミックのメリット。
表面が白色であることが多いため、可愛らしいポップな印象も魅力的です。
セラミックは、温度が上がると遠赤外線効果を発揮させて食材の中まで熱が浸透し、表面を焦がすことなく料理を美味しく仕上げます。
熱伝導率(熱の伝わりやすさ)の良さもメリットの一つ。 食材に素早く熱が通るため、短時間での調理が可能。 高火力を必要としないため、ガス代や電気代といった光熱費を抑えることができます。
耐食性や防錆性にも優れており、手入れしやすいことも人気のポイントです。
一方で、セラミックには使用し続けるうちにフッ素樹脂加工と同じく表面の塗装が劣化するデメリットがあります。耐熱性に優れているものの、空焚きや急速な温度変化によって塗装がはがれ、衝撃にも弱いため約1年〜3年で買い替える必要があるでしょう。
- 陶磁器と同じ素材で安全
- 耐熱性に優れている
- 温度が上がると遠赤外線効果を発揮させて食材の中まで熱が浸透し、表面を焦がすことなく料理を美味しく仕上げる
- 熱伝導率(熱の伝わりやすさ)が良く、 食材に素早く熱が通るため、短時間での調理が可能。
- 高火力を必要としないため、ガス代や電気代といった光熱費を抑えることができる
- 耐食性や防錆性にも優れており、手入れしやすい
- 表面が白色であることが多いため、可愛らしいポップな印象
- 使用し続けるうちにフッ素樹脂加工と同じく表面の塗装が劣化する
- 耐熱性に優れているものの、空焚きや急速な温度変化によって塗装がはがれ、衝撃にも弱いため約1年〜3年で買い替える必要がある
安全なフライパンおすすめは、ステンレスのフライパン
体に安全な素材として、ステンレスフライパンもおすすめです。鉄製と同様にステンレスフライパンの表面も無加工であり、コーティングがはがれる心配がなく素材自体も安全。「一生もののフライパン」として長く使えるでしょう。
ステンレスは安全性に加えて耐久性に優れており、サビにくい点がメリットです。硬い性質であることから、金属製の調理器具を使用しても傷つきにくく、汚れを落とす際もスチールたわしを使ってゴシゴシ洗えます。
保温性が高いため調理面の温度が下がりにくく、素材を活かした美味しい料理をつくることが可能です。ステーキに焼き色をつけたり、野菜炒めをシャキッと仕上げたりするだけでなく、じっくりと火を通しつづける煮込み料理にも適しています。
デメリットとしては、表面に食材がくっつきやすい点が挙げられます。特に炭水化物やタンパク質が多く含まれる調理の際はしっかりと予熱を行い、油を用いることが大切です。調理前に油の膜をつくる「油慣らし」をしておくと、食材が焦げ付くこともなくお手入れがぐんと楽になります。
- 表面が無加工であり、コーティングがはがれる心配がなく、素材自体が安全なので「一生もののフライパン」として長く使える
- 耐久性に優れており、サビにくい
- 硬い性質であることから、金属製の調理器具を使用しても傷つきにくい
- 保温性が高いため調理面の温度が下がりにくい
- 表面に食材がくっつきやすい
安全なフライパンおすすめは、ガラスのフライパン
体に安全な素材として、ガラスのフライパンもおすすめです。
ガラスフライパンは、アレルギーの要因となる物質の溶け出しがなく、安心して使うことができます。
ガラスフライパンの素材は、「硼珪酸ガラス」や「ガラスセラミック」などの耐熱ガラスで出来ており、熱だけでなく酸にも強いという特徴があります。
また、直火での調理だけでなく、レンジやオーブンにも使用可能。料理の幅が一段と広がるのも嬉しいポイントです。
焼き具合をいつでも確認できるうえに、デザインがおしゃれなため、そのまま食卓に持っていきお皿として活用することもできます。
また、食材の色やにおいが移りにくく、衛生面から見ても優れています。
金属製のフライパンと比較すると、ガラスフライパンは熱を逃がしにくいという特徴があります。
中火でしっかり温めたガラスフライパンは、あとは弱火で調理しても食材に十分火が通りますので、ガス代の節約にもなります。
ガラスで出来たフライパンと聞くと、熱などで割れてしまうのではないかと心配になりますが、耐熱ガラスは熱膨張率が極めて低いため、熱による伸縮が起こりません。結果として火であぶってもひび割れをほとんど起こさない構造になっています。
一方で、使い方を誤ると、調理中に割れる可能性もあるので注意が必要です。急激な加熱や冷却に弱い性質を持っており、温度変化に耐えられずに割れることがあります。使用方法に従い安全性に配慮した使い方をすれば、さまざまな料理に活用できます。
少し重いというデメリットもあります。ただ、ガラスフライパンは他の金属製のフライパンよりも小さいものが多く、使っているだけで腕が疲れるようなことはほとんどありません。
ガラスフライパンは保温性に優れる反面、熱を入れるのにも少し時間がかかります。ガラスフライパンで調理する際には、焦らないように、料理を楽しみながら使用しましょう。
- アレルギーの要因となる物質の溶け出しがなく安心
- 耐熱ガラスで出来ており、熱だけでなく酸にも強い
- 直火での調理だけでなく、レンジやオーブンにも使用可能
- 焼き具合をいつでも確認できる
- 食材の色やにおいが移りにくく、衛生面から見ても優れている
- 保温性に優れている
- デザインがおしゃれなため、そのまま食卓に持っていきお皿として活用することもできる
- 使い方を誤ると、調理中に割れる可能性がある
- 保温性に優れる反面、熱を入れるのにも少し時間がかかる
- 少し重い
安全なフライパンはフッ素加工なし!おすすめ4選
ambai オムレツパン240
- 鉄製だが、表面に凹凸を施す事(ファイバーライン加工)で、焦げ付きやこびり付きなどの鉄の難点を軽減させている
- 油馴染みが良い
- 鉄のフライパンが苦手な人、鉄のフライパン初心者におすすめ
- チーク材の持ち手は高級感がありオシャレ
GREENPAN クリックシェフ 5点セット
私はこれを使用しています! 安心安全なフライパンでありながら、見た目がかわいいし、取っ手が取れるから省スペースで収納できるので重宝しています。
- グリーンパンが特許を取得している、安全な砂由来のセラミックコーティング「 Thermolon™ 」を使用
- 化学物質PTFE / PFOA / PFASや、鉛やカドミウムも一切不使用
- こびり付き防止加工の耐久性に優れ、滑るような調理の快適さが長持ちする
- 熱変形に強く熱伝導性に優れ、油がまんべんなく広がるのが特長。
- 取っ手が取れるので重ねて収納できる
- 食洗機に対応
本間製作所 プロデンジフライパン 30cm
- 大人数分の調理に便利な燕三条製のフライパン
- 耐久性はもちろん、耐蝕性も抜群のため長く安全に使うことができる
- プロも使用しているフライパン
- とにかく見た目がオシャレでかっこいい
VISIONS スキレット 23cm
- 直火からレンジ・オーブン、冷凍庫まで対応
- 食品の色やニオイが付きにくいガラス製なのでお手入れも簡単
- 透明な底で焼き具合が一目で確認できる
- 保温性が高いため、弱火や余熱調理ができ経済的
- 見た目がオシャレなので、熱々をそのままテーブルへ並べられる
- 食洗機に対応
安全なおすすめ素材のフライパン選び方まとめ
- フッ素、テフロン加工していないフライパンを選ぶ
- 鉄のフライパンを選ぶ
- セラミックのフライパンを選ぶ
- ステンレスのフライパンを選ぶ
- ガラスのフライパンを選ぶ
安全な素材のフライパンで調理したものは食材本来の美味しさを味わえ、安心して食事を楽しめます。メリットとデメリットをふまえながら、自分に合ったフライパンを見つけてくださいね!