みりんの選び方!健康で安心安全な無添加みりんのおすすめ5選
みりんを適当に選んでいませんか?
あなたがみりんと思って使っているものは、実はみりんじゃない可能性があります。
どういうこと?って感じですよね。
おいしくて健康に良い本物のみりんの選び方がこの記事を読むと分かりますよ。
みりんは、和食に必須の調味料で、料理に自然な甘さやコク、ツヤを出してくれます。
さらに、臭みを消し、味を染み込みやすくさせ、煮崩れを防ぎます。
みりんは、そのままお酒として飲むこともできるんですよ。
スーパーには色んな種類のみりんが並んでいますが、よく見ると「みりん風」と書かれた「みりんっぽいもの」が多く売られています。
どうせなら体に良くて、ホンモノのおいしいみりんを選びたいですね。
ずばり、私のオススメは…
- 「本みりん」で「伝統製法」で作られたもの
- 原材料が「もち米・米麹・焼酎」のみで作られたみりんです。
ホンモノのみりんを使うと、料理の味がワンランクUPします!
また、ニセモノのみりんを選んでしまうと不健康の原因になります。
- みりんなんて全部一緒っぽいし、一番安いやつでいいんじゃない?
- なぜ原材料が「もち米・米麹・焼酎」のみの「本みりん」が良いの?
- 結局どのみりんを選べばいいの?
と思っている方はぜひ最後まで読んで下さいね。
みりんの選び方のポイント
「本みりん」で「伝統製法」で作られたみりんを選ぶ
みりんは大きく分けると「本みりん」「みりん風調味料」「発酵調味料(加塩みりん)」に分かれます。
- もち米、米麹、焼酎が原料
- 蒸したもち米と米麹を合わせて焼酎を加えて仕込み、搾って、半年~1年間以上 貯蔵熟成させたもの
- アルコール度数は14%前後
- 酒類に分類され、酒販免許のあるお店でしか扱えない
- 水あめやブドウ糖などで甘味を加え、酸味料や香料によって旨味を出すことで、本みりんに似せて作られたもの
- アルコール分は1%未満
- 本みりんのように作られたものに、塩を加えてそのままでは飲めないようにしたもの
- アルコール度数は14度前後あるが、塩を加えているので酒税の対象にならず、一般の調味料として販売している
実は、本みりんも作り方によって2種類に分かれます。
昔ながらの製法で作られた「伝統的製法の本みりん」と短時間で伝統製法の3倍の量が作れる「工業的製法の本みりん」の2種類です。
- もち米・米麹・焼酎を利用し、1年~3年の長い時間をかけて長期熟成させる、古来から受け継がれてきた伝統的な製造方法
- 期熟成させることで、芳醇な香りと風味、自然な甘み、奥深い旨みとコクが引き出されている
- 加圧蒸煮や高温液化などの処理を施すことで、短期間で作り上げる
- 戦後から行われるようになった工業的な製法
- 醸造・熟成期間は40日~60日ほど
- 熟成期間が短い分、伝統的製法に比べて味わい深さは劣っている。そのため糖類などを加えて味を調整している
- 「醸造アルコール」「糖類」と記載がある
「伝統的製法」でじっくり作られた、「本みりん」がおいしそうだし、体に良さそうだよね。
「みりん風調味料」は、みりんとは全く別のものなんだね。
スーパーで200円くらいで売られているのは全部「みりん風調味料」だよね。
原材料が「もち米・米麹・焼酎」のみで作られたみりんを選ぶ
原材料が「もち米・米麹・焼酎」のみで作られた本みりんを選びましょう。
焼酎の代わりに、「醸造アルコール」「糖類」を使っているみりんは避けてください。
なぜ「醸造アルコール」と「糖類」が悪いのか?
それは遺伝子組み換えの作物が使われている可能性があるからです。
原料となるてん菜やとうもろこしなどは、遺伝子組み換え作物の輸入が認められており、醸造アルコールにこれら原料が使用されている可能性があるため。
糖類とは「ブドウ糖」や「水あめ」のこと。
「ブドウ糖・水あめ」はとうもろこしを原料として製造できるので、ここでも遺伝子組み換えの作物が使われている可能性がある
みりんのおすすめ5選
杉井酒造 純米本みりん飛鳥山
- 原料のもち米に農薬使用量が少ない特別栽培米を使用。大吟醸に使われるような酒造好適米と同等の値段のお米を利用してる
- 通常の本格みりんでは、精米歩合を90%としているところ、飛鳥山は精米歩合を80%まで下げている。精米歩合を下げた分作れるみりんは少なくなるが、お米は精米歩合を下げることで、不要な雑味をなくし、糖分の含有量が上がる。それが飛鳥山のきめ細かく上濃厚かつ上品な甘味の一因。
白扇酒造 福来純熟成本みりん
私はこのみりんを使っています!
伝統製法で3年熟成された本みりんです。
飲んでも本当においしい!!
角谷文治郎商店 有機三州味醂
- 自然の生態系の中で栽培された国内産の有機米を原料に、「米一升・みりん一升」という200余年本場三河の伝統的な醸造法で造っている
- お米の自然な甘さ・旨み・香り豊かな味わい
九重味醂株式会社 九重櫻
- 九重味淋の看板商品。国内外で様々な賞を受賞。料亭や料理人にも選ばれる本みりん。
- 粕取しょうちゅうの華やかな香りが特長。
福光屋 純米本味醂 福みりん
- すっきりとした香り、豊かな甘味
- 石川県産のもち米と兵庫県産の酒米・フクノハナを用い、しっかりとした甘味が特長。毎日の調理に使いやすいみりん
みりんの選び方まとめ
- 「伝統的製法」で作られた、「本みりん」を選ぶ
- 原材料が「もち米・米麹・焼酎」のみで作られているみりんを選ぶ
- 原材料に「醸造アルコール・糖類」と記載のあるものは避ける